〜子供との触れ合い活動〜




コー助が生後7ヶ月の時に参加した、市で主催した“しつけ方教室”の先生は
20数年のワンコとの生活を活かし、本業を持ちながら
数多くの問題犬や保護犬を立派な“家庭犬”に育ててきている

現在それに加え、高齢者慰問のワン&ニャンとの触れ合いや、しつけ方教室
他県からも依頼を受けて、子供とワンコの 触れ合い教室などすべてボランティアで行っている



【2月15日】
我々は毎月の参加はなかなか出来なかったけど、遠くひたちなか市まで
2時間半の道のりを毎回通いつづけたI先生はじめ、仲間達。
今日でこの活動も最終回。今後は地元のグループに活動を引き継ぐことになる。

今までずっと子供たちにディスクの投げ方を教え、
ワンとディスクやボールを使って遊ぶことを教えてきたI先生達。
子供たちの成果発表にもなる、ディスク投げ大会や、ディスクゲッター大会で
トロフィーや賞状を目指して子供たちも頑張る!!
 
I先生手作りのディスクゲッター!これが燃える!!

ロングディスタンス!上手い子は18m、20mと飛距離を伸ばす!!

 
子供達とディスクで遊ぶコー助

 
沢山の子供達がワン子と一緒に記念撮影

公民館側が子供達に渡したアンケートに、「犬を好きになれましたか?」
「犬と何をして遊びたいですか?」という項目に、
大きな字で、“はい!”“フリスビーやボール”と
書かれてあるのを見て、純粋に嬉しかった!
みんな〜、この経験を通して将来ワンとの素晴らしい生活を
実現できること、祈っているよ〜!!



【10月29日】
今日は、茨城県ひたちなか市の外野小学校創立20周年記念授業ということで、
“犬との初めてのふれあい方”を5時間目に行った。参加学年は、100名強の2年生全員。
目の前にいるワンコ達を目にして「きゃ〜!可愛い」「わ〜!」などとワイワイ
言いながら教室から校庭に飛び出してくる生徒達。

まずI先生が、全員に「この中でワンコを飼っている人!」と聞いたところ、
1/3くらいの生徒が手を挙げた。次に「ワンコをすぐにでも触りたいな、と思う人!」と
聞くと半分ちょっとの生徒が手を挙げ、「ワンコは苦手だな、と思う人!」と聞くと
1/3の生徒が手を挙げた。

次に、各ワンコの紹介。ジャーマンシェパードのモコちゃん、柴犬の哲っちゃん、
コーギーのボナ君、ゴールデンのサンタ君、ラブのカイちゃん、そしてコー助。

それぞれが朝礼台にあがり、紹介を受ける。コー助と一緒に朝礼台に登る。
短い足で、一生懸命に台に登る姿からして、「きゃ〜!可愛い!!」と歓声があがる。
その後、台に立つと、きゃ〜きゃ〜、わ〜わ〜!名前を紹介してもらうと
「コーちゃん♪」「コーちゃん!」とあちこちから声がして、何だか笑えてしまった。
だって、コーちゃん、という存在だけ見てこれだけ歓声もらったのは初めてだもんね(笑)

その後は、実際の触れ合いの前に、もう少しそれぞれのワンコを見てもらおうと
まずコー助がフリスビー。風が吹く校庭で、お母ちゃんのへっぽこスローは舞いあがる!(笑)

1、3投目はフリを見失ってX。それを見た子供たち「あ〜〜〜!」「あ〜あ」と残念がっている。
2、4投目はキャッチ。「きゃ〜!すごい」「わ〜!!」と盛り上がる盛り上がる。
“どうもどうも、こんなヘッポコスローでのキャッチで盛り上がってもらって すみません(^^;)”って感じ。

その後はボナ君のボールレトリーブ、カイちゃんの服従の動作、サンタ君のゴロン、
そしてモコの大胆なフリスビーとみんなそれぞれの個性をアピールして、
その度に子供たちからは黄色い歓声が。

そして本題。まずワンと出会って、触りたいな、と思ったときどうするのか?を
シュミレーションして見せる。

ワンに真正面からでなく、少し斜め前から近づいて、まず飼い主さんに
「こんにちは!」を言う。それから、ワンの名前を聞いて、「触ってもいいですか?」
と飼い主さんに確認する。

飼い主さんが「いいよ」と言ってくれたら、ワンの近くにしゃがんで、
まずは手の甲の臭いをかがせる。クンクン、ペロっという反応があれば、胸の辺りを
撫でてみる。慣れてきたら頭も。

触られるのが嫌いなワン子もいるから、必ず、「触ってもいいか」は聞くように。
何度か、I先生が子供たちの前で一連の動作をやってみる。

それから、「やってみたい子!」と聞くと大勢が手をあげた。
相手がシェパードのモコちゃんで大きいので、近づく距離がすこうし遠かったり、
ペロっとやられて、ひょいっと手を引っ込めたりする子もいたけれど、みんなワンコに
興味津々、一生懸命。
実は犬が苦手な校長先生もやってみた(^m^)

その後は、それぞれが触りたいワン子の前に並んで、1人ずつ
同じ動作をして触っていく。
一度撫でることができると、ず〜っと撫ぜ撫ぜして離れようとしない子や
ちょっと撫でただけですぐ立ち上がる子、と反応はそれぞれ。

全員が1回はワン子に触れたあとで、今度はフリスビーを投げてみたり
ボールを投げてみたりして遊ぶ。中にはワンコ嫌いなんだけど、でもボール投げてみたい
と参加する子もいて、「絶対に嫌だ!」と触らない子は結局1人もいなかった。

そうこうしている間にあっという間に5時間目も終わり。最後に生徒の代表が
「今日は犬との触れ合い方を教えてくださって、ありがとうございました」と挨拶。
その後、全員が大きな声で「ありがと〜ございましたっ!」と頭を下げた。

正直どれくらいの子達が、ワンに対して積極的に触れ合おうとするかな?
もしかしたら何の興味ももてずに、よそを向いてしまう子もいるだろうな
と思っていたから、本当に全員が触れることができて、最後の大きな声の
「ありがとう!」を聞いた時は、すごく嬉しかった。
この体験があるとないとじゃ、きっと将来のワンに対する気持や姿勢が違うと思う。

親が教えられなくても、学校や公民館という場所で子供たちに、ワンとの
正しい触れ合い方を教えることはとても大事なことじゃないかと今日改めて思った。
ワン子を「可愛い」と思ってくれた気持をきっかけに、命あるものを大事に、
慈しむという気持ちを育んでくれたらなぁ、と思う。

最後は車まで生徒たちが何人もきて、「コーちゃん、バイバイ!」「またね」と
撫でたり握手したり、本当に可愛がってもらった。

さすがにコー助、帰りの車中は疲れて爆睡していたけれど、一役になえたこと、
子供達にコーちゃん、という存在を知ってもらえたことは嬉しいことだった。




【7月27日】
今日は茨城県ひたちなか市(私達の住む所からは車で2時間位かかる)
の教育委員会からの依頼を受けて1年間の期間で5月から始った
「子供とワンコの触れ合い」教室の日

めちゃくちゃ暑いし、子供たちは夏休みに入っているため
前回の参加数の半分の参加者だったが、それでも15人位はいた。

今までなかなか都合が合わず、参加できなかったコー助も今回初参加
先生のお宅のモコ(シェパード)、哲(柴)、ポチ子(PURE MIX)
仲間のチェリーちゃん(ラブ)、アル(PURE MIX)、ポチ(セッター) は初回から連続参加
はじまりの挨拶中 
暑いので子供たちはタープ下

将来的にはワンコとのフリスビーを経験するべく、フリ投げの練習をしてきた子供たち
「練習できましたか?」の声に、「はい!」という子や、もじもじしている子など様々

ひとまず、教えられる大人と子供がペアになってフリ投げの練習
私の組んだ女の子は練習をしてきたということで、フリは水平にまっすぐ私めがけて 飛んでくる
「すごいね、上手だねぇ。いっぱい練習したでしょう」と声をかけると
ニコニコ嬉しそうに笑った
 
 こちらも初参加のボナ君

 
茨城コーギーズの小次郎君

 
同じく茨城コーギーズのルーシー君


子供たちの休憩中、コー助、アル(PURE MIX)のフリスビーを披露
お父ちゃんいないもんだから、思い切りガジガジも楽しむコー助・・・(涙)
フリースタイルばっちりのアル君には大歓声!

休憩後には参加ワンコと、子供たち一緒の「待て競争」
コー助と待て競争をやりたいと言ってきた(正確にはお母さんが言ってきた)小学2年生の男の子
ワンコを触るのが初めてだそうで、頭の先から足の先まで緊張感のかたまり!

「なかなかワンちゃんを触れる機会がなくて・・・今回は良いチャンスだと 思って連れてきたんです」
と言うお母さん
お母さんが犬嫌いということは全くないのに、その男の子の弟さえも
コー助のことをお母さんの背中に隠れてしか見られない

「コーちゃんっていう名前だよ、コーちゃん!って呼んでみて」
と言うと、消え入りそうな声で「・・・コ〜ちゃん・・・」とささやく男の子

「“待て”は手もかざしながら、コーちゃんの目を見て言うといいよ!」
「・・・ま・て・・・」コー助には聞えてないようだ

それでも初めてのワンコとの接触、彼なりに一生懸命

「待て競争」を何とか2位で終わらせてあげ「やったね、すごいねお兄ちゃん!2位だよ!」
と喜ぶと、少しだけ顔がほころんだ

コー助のことも少しずつ触ってみてもらった
「毛がやわらかいでしょう」とか「ここを撫でてあげると喜ぶよ」
とかお兄ちゃんが“触る”ことを前提として色々話し掛けた

最初は指先でつつくようにしていたのが、だんだん手のひらで触るようになり
しだいに撫でるようになった

しばらく撫でていられるようになったので、リードをにぎらせてみた
少しして私がそこから離れても、コー助もその子と一緒にいるし
男の子もリードはしっかりにぎったまま、相変わらずコー助をなでている

その様子を少し離れた場所で見ていたお母さんも
「わ〜○○君がワンちゃん と一緒にいる姿初めて見ました!」と喜んでいる
 
ワンコとの接触が初めての男の子
コー助のリードをしっかり握っている

「お兄ちゃん、もう大丈夫だね!今度はお兄ちゃんが
弟君にワンコの触り方を教えてあげてね」
と言うと、すぐに弟に一生懸命教えようとしていた

その後全員での記念撮影でも、その男の子はコー助のリードをにぎって一緒に写った

私がはじめてワンコを触ってワンコって可愛いって思ったのっていつだったかなぁ?
と思ってもその時を思い出せない
幸い、きっとごく自然に触れ合えたのだろうと思う

今日のこの男の子は既に小学2年生 初めてワンコに意識して触れ合おうとした
きっと、今日のことは彼の“経験”として記憶に残り
初めて触れ合ったワンコ=コー助のことも覚えていてくれるに
違いないだろうと思う

「コー助、よかったねぇ!見ず知らずの男の子だったけど
きっとあの子の記憶にコー助はいつまでも残るだろうね!」

そしてお兄ちゃんが大きくなったいつか
“ワンコっていいなぁ、一緒に生活してみたいなぁ”と思ってくれたら
本当に嬉しい!

次回は9月。今度はどんな子に会えるかなぁ・・・




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