EXTREME!地区大会
@千葉ポートパーク

<2006年10月9日(月・祝)>

EX地区大会(予選)第7戦=最終予選

太郎が5月の秩父で初めて参加したEX地区大会も
今年は今日が最後の地区大会
何はなくともお天気祈願!
それがあってこそ太郎君もまっとーに走れるってものっす(^^;)


<10月9日(月・祝)晴>

一昨日の練習会と、昨日のオープンの地区大会に参加していたお仲間のレナビママ情報だと、 首都高の葛西あたりがひどい渋滞で(多分ねずみ〜らんどのせいだろね、、)、千葉ポー到着まで相当時間がかかったと聞いたので、3時間位はみて出ようということで4amちょっと過ぎに起きて5時半近くに出発!

途中コンビニで食料を調達。高速に乗って都内に入っても掲示板に渋滞の箇所はまだ無い! ラッキ〜、このまま渋滞なしで頼むっす!

あれあれ?という感じで渋滞は全く無く、7時過ぎには到着。予定より1時間近く早く会場に到着出来たので、コース周りもまだ場所を選べる位空いていて、 昨日オープンの大会に参加していたレナビ家のタープを移動させて場所確保。


千葉ポーって駐車場と会場が遠くて、いつもお父ちゃんとお母ちゃんで、車移動係と現場係に分れる。今日も駐車場が空く9時までは荷を降ろしてセッティングして、 9amを待ってお父ちゃんが車を移動。

その後お父ちゃんが戻ってきてすぐ、いつものごとく先頭に並ぶコギー家の後ろに並んでコギー家にちょっかい出しつつ(笑)受付。
今日の出走は総合が34番目(70エントリー中)、ハイスピは 21番目(80を越えるエントリー数だったそう)。う〜ん、逆だったら良かったかなぁ?!

受付が終わると妙〜に緊張してくるっ、、(--;) 今日の目標はノーミスクリーンラン。それも精一杯の走りをしたい!

受付中!


ハイスピー抽選!!目が怖い、、(涙)



三浦さんの開会の挨拶が終わって10amから練習走行。地区大会は各ペアコース1周を1回しか走れないから、失敗した所はその場で 克服しないと本番にひきずってしまう可能性があるんだよね・・・(--;)

本日のゼッケンナンバー144!太郎もチェック(^m^)


まるとんママ、ASのリンちゃんは既にオープンで決勝行き決定!


お父ちゃんに順番を取っておいてもらって、並ぶ。太郎はいつもコー助を思い切り意識していて、自分の前にコーギーちゃんが居ると“燃える”男に変っ身〜っ!(爆)
たまたまハイスピードコースでコーギーちゃんが走り出したのを見て、スイッチオ〜ン!!“ふぬぬぅ〜!!!”“アオアオ〜!”“ギャンギャン”「おいらも走るぅ〜!」とでも言ってるんだろか? 自分が走る前に疲れ果てるからやめて欲しい、と思うくらい雄叫びってる。はぁ〜・・・

ただ、これが無いと太郎のスイッチが入ったかどうか今一分からないので、こういう様子は内心は「しめしめ(^m^)」
でもな〜太郎、燃えているかと思って走ってみたら違ってたり、とか、たっま〜〜〜にあるので油断は禁物!

毎度のように練習走行は我が家はパーツでやる。通しでやると本番に100%の体力で走らせてあげられるか分からないので、 危なそうな障害とその前後だけやって終わらせるようにしている。


太郎がミスりやすい障害、まずはマウンテン。頂上3M近くまで登る山なのだけど、ここの上り口が人間側の方が低いので、そりゃ低いほうに行ったほうが楽。 で、太郎ちんもそっちに走りこみやすい・・・うきゃ!

今回は前回の木曾の時と同じ、スネークトンネルからマウンテンの登り。前回の走りで、お父ちゃんからは「なるべくスネーク内を走る太郎の姿を確認しつつ(途中に2ヵ所の小窓があるのよ) 励ましながら走ったほうがいい。」と言われたので、一生懸命見ようとしたのだけど、全然見えないじゃんっ!

そんなことしてたらトンネル出口で同じタイミングで合流。あ〜あ(涙)
こうなると登り物大好き、の太郎は“ありました〜〜〜!”とばかり上りやすいほうの山へ突進・・・今回も低い方の山を登りかけてしまいましたぁ(涙)

「太郎〜!」と大声で呼んで1回戻して登り直し。今度はうまくいったっすよ!山を降りてからはコーナーにリングが2つ。それを勢いよく飛んでから16本フラッグ。
ここでは、2つ目のリングの後、フラッグの1本目までが太郎にとっては距離があったため、“スル〜”という掛け声をかけても「え?どこ?」って感じで 発見できず、あらぬ方向へ走りそうになったのを呼びなおして入れなおし(;_;)
その後40cmバーを飛ばせて練習終わり。




今日は大変暇な乙女っち♪


ふ〜〜〜、マウンテンとフラッグ。難関だぁ・・・きっとかなり凹んでたはず。「これでノーミスクリーンラン出来るだろうか?」って。
でもタープに戻って今撮ってもらったビデオを観ながらお父ちゃんと作戦会議。
マウンテンはあまり太郎と離れないようにしながらも、私が少しだけ早く入り口に行くこと。 フラッグのバックコントロールは今回は難しそうなので、秩父の時と同じように1本目から誘導して入れること。
後は野となれ山となれf(^^;)

いやぁ〜まじ緊張。しかもこっちに来る時、車で変な姿勢で太郎を抱っこして座っていたので、持病の腰痛が出ていて座ってられない(>_<)コッドにうつぶせになっていたら、 ダイナ父ちゃんがバン○リンを貸してくれた。は〜ありがとうございますぅm(_ _)m (きっとこれのお陰!本番には痛みがひいていた、というか忘れられたよ!ありがとーダイナ父ちゃん!)


いよいよミニチュア総合部門開始です!by MC


太郎の総合出走順は34番。全出走数の真ん中くらい。お天気もいいし、まぁいい所かな。 それにしても競技が始まってからの長いこと!他の子の走りを見てはいるけど、目が見ているだけで脳で見てない(笑)

おまけにお父ちゃんは初めてのEXの外野だから(笑)お友達を応援しつつ、解説付き(独り言とも言う)ビデオ撮影を思い切り楽しんでやがるっ!(涙) もうすぐ太郎の出番だからカンフル、コー助を準備してってのにぃ〜〜〜

木曾では全然カンフル剤にならなかったコー助(泣笑)。今回はどうかなぁ、と心配だったけどボールを出したらお目目キラキラ! 太郎が見ている前でお母ちゃんと短〜いレトリーブ遊び(^^;)
思惑通り、それまでまったり眠ってた太郎も大きい目がパッチリ♪“おいらにもやらせろぉ〜”と訴えてくれた。ムフフ(^m^)

しかしコー助は5mくらいしか投げないので、3投げほどで終わらせてお父ちゃんがコー助をタープに 連れて行ってケースに入ってもらおうとしたら、微動だにせず固まったらしい。コー助にしてみれば、相当欲求不満“なんじゃい、それ!”ってな感じだったことだろうて(^^;) すまぬコー助ぇ!

前に走った子が誰だったか覚えてないのだけど、太郎は前の前の子の走りで更にスイッチが入り一応気持ち的には準備万端。 おっしゃ〜、後は太郎を信じて練習走行後の作戦に注意してやれることをやるだけだっ!


リードをはずして抱いたままスタート台に乗せる。

今回は珍しく最初に120Rが来ていたので、待たせることなくほぼ同時スタート
START!!!

坂を上がってからコーナーに さしかかるまでがいつもよりほんの少し遅い気がしたけど、コーナリングを確認した後GO!と声をかけるといつものスピードで走ってくれた!
120R

下り終わってからはソフトトンネル。今日は強風や突風が吹いたので布部分は無しになってるね。
ソフトトンネル

その後20cm、30cmのバーが連続。
バー

その後山小屋→ドラゴントンネル。
山小屋
ドラゴントンネル。太郎には相当長い・・・

ここではさっきのミスを繰り返さないように、太郎の存在は気にしつつもマウンテンの上り口に 近いほうへ先に動く。トンネルの出口を出てきた太郎と目が合い、振り返る感じでマウンテンの上り口を指差した。“登った!!”(嬉)
マウンテン

私も必死で自分の山を登る、けど 登りはどうしても今までと同じスピードでは登れず少し遅めになるために、頂上についた太郎が反対側の下で見ているほかのワンに一瞬目をやった。
“勘弁してくれよぉ”と手をたたいてすぐにこちらに気を戻させ、一気に下る。そのままのスピードでリング2つのコーナリング。 ここはスピードがつきすぎると2本目をはずしてしまいそうな、昨年の全国大会のコースレイアウトと同じ配置だったけど無事にクリア。
リング2連チャン!


次は今回最大の難所、 フラッグの入り!入り口のほんの少し前でアテンションを入れて1本目を指示。入った!!!(涙)
フラッグ入り

後はテンポ良く1つも飛ばさずに16本クリアするだけ。
息をするのも恐くて必死で合図を送り続け最後の1本をクリアした瞬間思わず「よしっ!」と叫んでしまって(^^;)、次に来る太郎の体高の倍近くある40cmバーを直前にして 一瞬太郎が“え?終わり?”とでもいいたげに本当にほんの一瞬私の顔を見ちゃった〜、変な声かけて、ごめんっ!
フラッグ出

けどもちろん太郎はその後の40cmバー、リング、と確実クリア!!
40cmバー
最後の障害物、リング

Go!Go!と声をかけながらついにゴ〜〜〜〜ル!!! やったやった〜〜〜!ノーミスクリーンランだぁぁ!!!(大泣)すぐに太郎を誉めまくり、と同時に太郎への感謝の気持ちが一杯になって 涙が出てきたよ。
ゴールへまっしぐら!



お父ちゃんもビデオを回しながら、「た〜ろ〜〜〜!よくやったよくやった〜!感動で思わず涙出ちゃったよ〜〜」と満面の笑みだったっすよ(^m^) 滅多に泣かないお父ちゃんを泣かした太郎はすごいっ(笑)
お友達にも誉めてもらって頭を撫でてもらうのに、太郎ってばさ「・・・」いつものさぶ〜い顔で応じてる(涙)もっと喜べぇ〜(--;)

お母ちゃんもはりつめていた緊張が解け、目標だったノーミスクリーンランが最高の走りで出来てもう真っ白だったね。 これが無我夢中ってやつなんだろうなぁ〜


今年4月に太郎と初めて参加した仙台でのEXTREME!体験講習会。 どれだけ出来るか全然未知数だったね・・・

フラッグはおやつがないと出来ず、体の動きもぜ〜んぜんぎこちない。初めてのコースでスタッフがいるとそっちが気になってしまったり。もちろん40cmバーは 経験が無く全く飛べずに横通過(--;)

兎に角おばあちゃんに太郎が元気でスポーツをしている姿を 見せたくて&お母ちゃんも太郎とやってみたくて・・・そんな動機がいつの間にか “総合も、コー助はやらなかったハイスピードも、太郎なりにノーミスクリーンランをしよう!”という当時の自分達にとっては壮大な(笑)目標が出来た。


フラッグは回数を重ねないとどうしても無理なので焦らずゆっくりと。まずはまったく無理そうに見えた40cmバーの練習。 40cmの高さまでダンボールをはって、万一体があたっても痛くないようにした。最初は何度も一緒に飛んで。大分慣れてきた所で 太郎だけ飛んで。そのうちリードをはずして。とちょっとの成功を少しずつ重ねていった。
太郎は一度出来たことに関しては、自分なりの“自信”のようなものがつくようで、初めはおどおどした感じでやっていたことも次からは堂々とやってくれる。
飛べた!ジャンプの仕方が分かったみたいに軽々と飛んでくれる。

次にソフトトンネル。これも恐い思いをさせないようにちょっとずつちょっとずつ・・・EXの競技で実際使うソフトトンネルは、ソフトとはいうけど実はそんなにソフトじゃなく(^^;)、 スピードがある子だと鼻先をすりむいてしまう位。太郎もパワーが無いとくぐりぬけられない・・・最初は出口を開口しておいて徐々に閉じていく。これもいきなりではなく少しずつ。
そしてこれもクリア。

そして最後はやっぱりフラッグ。これは本当に悩ましい障害物で、障害自体の難度も高いのに、前に来る障害物によっても更に難度が上がってしまう。 入りと出。もちろんその間も1本も飛ばしてはならない。最後の最後まで気が抜けない物だ。これに関してはまだまだ発展途上。(^m^)


実は5月の秩父、初めての地区大会でノーミス完走してから本当に沢山の人に「特別招待枠決まりだね!」と言われてた。 確かにチワワがこんなスポーツ競技をやるなんて聞いたことなかったけど、特別招待枠は完璧に主催者側の主観でのチョイスだから、これをやれば確実に決まるというのが 無い分全く分からない。だから本当に「そうなったら嬉しいけどねぇ・・・」という感じ程度だった。

でもそれを確実に近づけるためにアピールはしていこうと思って秩父以降、長野(結局大雨でキャンセルしたけど)、木曾、千葉とエントリーしてきた。 それも出来るだけノーミスクリーンランでアピールしたい、と太郎に無理が無い程度に練習をした。

結果としては、秩父=ノーミスクリーンラン、木曾=フラッグの2本目、押さえの足元を避けて飛ばしてやり直し1回後完走、千葉=ノーミスクリーンラン。


最終地区大会が終わってから2日目、「WAN WAN PARTY CLUBですが」とお昼頃に電話がかかってきた。“え??(何?)” 「太郎ちゃんがミニチュア総合の特別招待枠に決まったのですが3日のご予定は?」みたいな感じで聞かれたと思う。
友達情報では最終地区大会後1週間位で電話が入ると聞いていたので すっかり面食らって舞い上がってしまったのでどう聞かれたか具体的に覚えてない、、、(--;)

「え??本当ですか??はい、行きます!」と即答。その後やりとりがあって、もう一度確認で「ミニチュア“総合”ですよね?!」 と聞いてしまったよ。

その晩、早速おばあちゃんに電話。本当に驚いていて、でもやっぱり太郎はすごいね、と本当に喜んでくれて。 本当に良かった、おばあちゃんへの勇気付けになるし自慢の太郎がますます自慢になる。太郎はもう家の家族だけど、 同じくいつになってもおばあちゃんの子でもある。

おばあちゃんの家ではチワワの癒しの部分を最大限に発揮しておじいちゃん、おばあちゃん、その周りにいる人達に 愛しみ育てられた。
我が家に来てからは、太郎の持ち前のオープンな性格がコー助と同様の遊びをすることを欲して、「まさかぁ」ということも やるようになった。

このどっちも本当の太郎なんだと思う。ちっこい体だけど、3歳になるまで色々なことを経験してきた太郎。沢山の人の 気持ちを温かく、和やかにして、そうかと思えば沢山の驚きや感動もくれる。こんなにちっこい太郎の中にそんな沢山の可能性が あることを教えてくれた。

太郎、我が家に来るまで色々あったけど、今はそれまでのことも含めてぜ〜んぶ、本当にありがとうm(_ _)m


2004年、2005年とEXTREME!全国決勝戦に連れて行ってくれたコー助の跡を継いだ形になった太郎、2006年は太郎とお母ちゃんが決勝戦・・・!
成功しても、失敗しても、チワワでも体型や運動能力が許せば一緒に《楽しくスポーツが出来る》んだ、ということを観に来てくれる人達にみせてあげられたら、と思ってます!

太郎が出走する、ミニチュア総合競技は11月3日、午後3時半〜インボイス西武ドームにて。詳しくはスーパードッグカーニバル2006

もし太郎の出走を見てくれる人がいたら、是非応援お願いしますっ!!

“コー助の栗鼻トップページへ” ハイスピレポは追ってまた・・・(--;)